金融庁登録済みのZaif

Zaifは扱っている通貨ペアは5種類、11種類のトークン、マイナーコインを取り扱っている取引所です。

初心者にとっては長く継続して続けていくのに適したサービスで出金手数料から判断すると10万円から50万円ほどの間の金額で取引する人にはぴったりなサービスです。50万円未満の出金は350円、50万円以上の出金では756円でかなり安いです。

他のサービスでは3万円が区切りになっている場合が多く、それに比べるとZaifの手数料はお得です。ただし、手数料が無料ではないので、出金回数や取引回数が細々と多くなる場合は手数料も追加でかかってしまうので注意しましょう。

仮想通貨を賢く購入して、ただ保有し時価が高まるのを待つだけというスタイルの取引であればZaifの基本的なサービスで十分でしょう。

Zaifと業務改善命令

Zaifを運営しているテックビューロは近畿財務局から業務改善命令を受け、データベース負荷への対処や顧客への対応速度の改善などが指示されています。

システムに潜在的なセキュリティリスクがある状態で、不正アクセスなどをきちんと除外できていない可能性があるマルウェアなどに感染してしまっていた場合には既に危険な状態になります。

2018年3月時点ではまだAPIキーが不正に利用されて、勝手に出金されてしまうという問題が起きている以外には致命的な事象はありません。

対応方針も公開はされているので、これからZaifを利用しようと思っている方はこうしたトラブルへの対応の仕方をしばらく見てから登録するかどうか決めると良いでしょう。また、BTCをゼロ円で購入できてしまい、そのまま売却さえもできてしまう状況になっていたため、異常値を出した事件もありました。

まだまだシステムには根本的な脆弱性があるようなので、安心最優先で取引したい方はもっと安全性の高い取引所を選ぶと良いでしょう。

ブランド意識は高いが…

Zaifはそのブランド意識は高いですが、仮想通貨交換業者としての登録は少し遅かったことと、度重なるトラブルへの対処が遅いということで、実際に取引をしている人からすると少し評判は十分に高いとは言い切れないです。

それでもトラブルを起こしている人は少なく、1万円から5万円程度の仮想通貨取引をする場合はそこまでリスクはないので投資の勉強として利用するのは問題なさそうです。

どんな取引所にもリスクはありますが、コインチェックやマウントゴックスの二の舞にならないよう、問題解決のスピード、問題予防の姿勢を評価して取引所を選びましょう。