仮想通貨デビューするならどのくらいの資金を使うべきか
仮想通貨=大儲けという構図はしばしばメディアで取り上げられることがあります。しかし世の中そんなに甘くはありません。
仮想通貨が稼げるのは確かですが、全ての人が一律に勝ち続けるのは不可能です。
情報によりよく通じているかという点が大きなポイントになります。そのため初心者はいきなり大金をつぎ込むのは絶対に避けるべきです。あくまで生活の余剰資金から始めるべきで、少額投資から様子をうかがうのがベターです。
ではどれくらいの資金から始めると良いでしょうか。その人の経済状況にもよりますが、もし一般的な会社員の給料で始めるのであれば、せいぜい給料の10分の1くらいか1万円くらいから始めるくらいが良いでしょう。リターンは少ないですが、その分損失分も少ないです。
慣れてきたら少しずつ余剰金から資金を増やしてみると良いです。これまで全く投資をしたことが無い人であれば1,000円~5,000円くらいから始めるのも無難です。
セキュリティ対策のウォレットにかかるコスト
資産運用で失敗するだけでなく、セキュリティ対策という意味でも安全な取引を心がける必要があります。
仮想通貨取引をして、それをそのまま取引所に置きっぱなしにする人はたくさんいます。しかしこの場合はクラッカーのハッキングに遭遇した場合に不正に出金されてしまう可能性があります。恐ろしい事に2018年1月には大手の取引所である「コインチェック」から不正に580億円相当の通貨が引き出されてしまうという衝撃的な事件がありました。
そのため安全性が高いウォレットの利用の必要性が認識されています。ウォレットというのは仮想通貨の保管所のことです。仮想通貨は実体がないため、保管所といっても物理的な場所ではありません。
秘密鍵や公開鍵、ビットコインアドレスといったキーを使って管理します。ウォレットにはいくつかの種類があります。中でもセキュリティ度が高いのがハードウェアウォレットです。
ハードウェアウォレットはパソコンに接続しなければオフライン状態のデバイスとなります。そのためハッキング対策となります。
オススメのハードウェアウォレットは「Ledger Nano S」というもので、導入には約16,000円ほどかかります。出費はありますが、その分セキュリティ度が高くなるため安全な取引になりやすいです。
安価に安全にしたいならペーパーウォレットも有効
ペーパーウォレットはアドレスや秘密鍵といった情報を実際の紙に印刷するという半分アナログ的な管理方法です。しかしその分物理的にネットにつながっていないためセキュリティ性は高いです。
紙というだけあって紛失や劣化による情報損失というリスクが大きくなるものの、ある意味最強のウォレットとなります。コストもかからないため、より安価に安全に使用したいならこちらもオススメです。