年中無休

仮想通貨はインターネット上でのお金であり、オンラインの強みを生かしたいつでもどこでも利用・使用可能という特徴があります。

仮想通貨は各種支払いに使える通貨としての当然の機能がありますが、それ以外にも売買によって取引されるFXとしての側面も持っています。むしろこのやり取りが出来るからこその「通貨」であり現在に至る発展なのですが、実際のFX(外国為替証拠金取引)とは何が違うのでしょうか?

通常、FXとはアメリカドルや日本円、ユーロを売買する取引を指しています。しかしその相場には当然そこで働いている人たちがおり、基本的に週末は休みです。

しかし仮想通貨でのやり取りの場合実際の取引所というものがなく、インターネットが存在する以上いつでもどこでも売買が可能となります。

週末は行われないFXと違い仮想通貨での売買は年中無休で利用が可能です。それだけに、週末目を離したすきに価格が大きく変動してしまうというリスクを抱えていると言えます。

価格変動の激しさ

通常のFXの場合、その通貨を運用・保証するのが国家であるだけにそこまでの変動は見せません。

毎日のニュースを見ていると分かりますが、ドル円相場であれば1円以下の範囲で上下するのが普通です。大きく動いたという場合でも2円以下というのがよく見られる光景です。

しかし仮想通貨でのFXの場合一週間で20万円以上上がり下がりすることが珍しくなく、市場規模の小ささつえに変動が激しいのが特徴です。

この変動を利用して細かい売買を繰り返せば、利益を出すことは外国為替ほど難しくないのも人気の理由の一つです。ただし参加人数が少ないことは売買の取引が少ないことを意味するので、売りたいときに買ってくれる人がおらず買いたいときに売ってくれる人がいない可能性が大きくなります。これは仮想通貨FXの世界が大きくない故のメリットでありデメリットでもある部分です。

スプレッド

さらに「スプレッド」の幅が広いことが特徴として挙げられます。スプレッドとは買値と売値の差額のことで、買った仮想通貨が売るときには安くなってしまっているというデメリットがあります。

その仮想通貨そのものの価値が上がれば利益も出ますが、スプレッドが大きいので短期で売り買いする場合利益を出すには、かなりシビアにタイミングを狙っていく必要があります。

通常のFXでは手数料がこのスプレッドにあたり、その金額いかんで運用の方針や取引所も変わってくるでしょう。