最低投資金額
仮想通貨は、投資対象としてはハイリスクハイリターンです。価格変動が激しく今後の成長が見込まれている分野であるため、上手くいけば一夜にして財産を築くことができ、その逆もまたしかりです。仮想通貨にはどれほどの金額を投資すべきでしょうか？
よく言われることですが、「最低投資金額の3倍」から始めるのが最善という説を踏襲しても良いでしょう。
最低投資金額とは、文字通りその投資対象を取得するに至る最低限必要な金額のことです。例えば株の場合「1単元」という単位で株を買わなければなりません。
一株そのものは数千円という値を付けているものの、一単元は100株などから成っています。つまり、その株が欲しければ最低100株から購入してくださいというルールがあるのです。そして「最低投資金額の3倍」が目安ということは、まずは300株から始めるのが運用の大まかな目安だということになります。
仮想通貨の目安となる金額
仮想通貨の場合は、この最低購入金額の縛りはありません。例えばビットコインのケースを考えてみましょう。現在ではビットコインは1コイン2コインという単位ではなく、なんと0.001BTCからビットコインが購入が可能です。
現在1ビットコインは日本円で約97万円ほど、つまり0.001BTCは970円ほどとなります。ビットコインの場合、約1,000円から投資が可能という訳です。
取引所でアカウントを作るのも非常に簡単なため、投資を始めるのハードルはとても低いのが仮想通貨での取引です。しかし現実的に利益を得ていこうとする場合、原資は10万円ほどは必要なようです。仮想通貨は価格変動が激しい金融商品です。
ビットコインであれば、一週間の間に数十万円の振れ幅で激しく上下することはもはや一般的な光景になっています。20万円上がった時に1ビットコインを売ると20万円の利益になり、それ以上の上下ではさらなる利益（損失も）を生み出します。
投資にはリスクがつきもの
過去には一晩で10倍、100倍となる銘柄の通貨もあり、そこに投資していればそれだけ儲けられたという話になります。10万円は失うには痛い金額ですが、信頼できそうな銘柄があれば比較的安定したところに投資するか、リスク回避のために分散して投資するのが賢明です。
結論として、それなりに儲けていこうとする場合は10万円ほどは最低用意し、まず体験したいのであれば最低金額で仮想通貨を購入するのもいいでしょう。投資の際は原資を失うリスクを念頭に置いておいてください。
